竹林伐採

竹林伐採について

放置竹林問題

地域の大きな社会問題の一つに「放置竹林問題」というものがあります。これは地方での高齢化や農業の担い手不足などが原因で竹林を整備する人が減る一方、繁殖力旺盛な竹が次々と根を伸ばし、面積を拡大させていることで起きている社会課題です。

上の写真は実際にBAM部が活動を行った放置竹林の様子です。

何年も人の手で整備がされない状態が継続すると写真のように古い竹が倒れてしまったり、新しく生えた竹も密集してしまうなどしてしまうため、枯死竹の除去や間伐を行う必要があります。

そこで、間伐を行って、竹やたけのこを持続的に生産することができる健全な竹林へ整備を行うか、もともと畑や通路であったような場所については竹の完全伐採を行うかなど竹林保有者の方と話し合って決め、活動を行います。

竹林伐採の流れ

活動の内容、場所が決まったら活動を希望するメンバーを集めて

①竹を伐採する人

②伐採した竹を運びやすいように分割する人

③分割後の竹を運ぶ人

④軽トラで運搬する人

などに分かれて作業を行います。作業を分担することで効率よく竹林の整備を進めることが可能です。

こちらの画像はBAM部が竹林整備を行う前に撮影したものと、整備後に撮影したものを並べたものです。この場所は左に堆肥化施設があり、その通路となっていた場所に右側にある竹林から竹が侵入してきてしまったそうです。そこで、敷地の保有者と話し合いを行い、通路(約4メートル)を確保するための竹林伐採を行うことになりました。整備前は枯死竹が散乱し、足場もない状態かつ、右の竹林から倒れ込んできた竹が施設の屋根を傷つけている状態でした。そこで、まずは枯死竹の除去を行って足場を確保し、順次通路の竹や倒れかかっている竹の伐採を進めることで無事に通路を確保することができました。

伐採後の竹について

伐採した後の竹は主に畑に入れる土壌改良材として活用するために「竹炭」に加工しています。

竹炭への加工についてはまず、伐採した竹を巨大な簡易的な窯の中で燃やします。短時間に大量の竹を窯の中に投入することで、写真のような細かい竹炭をつくることができます。

その後、窯の中の竹炭を取り出したら上の写真のようにブルーシートの上に広げて天日干しして乾燥させます。ある程度、乾燥しましたら土壌改良材としての竹炭の完成です。

完成した竹炭については、BAM部の畑にて土壌改良材として活用し、野菜を育てています。今後、野菜をブランド化したり、より付加価値の高い加工品にすることで竹の利用価値を高めていきたいと考えています。

活動への参加について

【活動頻度】

月1-2回程度(主に土曜・日曜・休日に実施)

【活動時期】

10月頃-6月頃

※7-9月については熱中症予防の観点や、竹が水分を多く含んでおり、作業効率が著しく低下するため竹林伐採に関する活動を行っておりません。

【参加方法】

BAM部全体LINEグループへ活動案内の連絡を行いますのでそこから参加申込を行ってください。

【必要なもの】

汚れても大丈夫な服、水分

【備考】

・ボランティア保険に加入していただきます(入会後に申込を行います)

・活動に必要なヘルメット、軍手、長靴、のこぎりについては現地でお貸しします。

TOP